チケジャムでプロ野球観戦チケットを買う前に知っておきたい【5つのリスク】

野球

プロ野球の人気カードや好カードは、一般販売ではすぐに完売してしまうことも多く、「どうしても観に行きたい!」というファンが利用するのがチケット二次流通サイト、その代表格が「チケジャム」です。

確かに便利なサービスですが、利用するにはいくつか知っておくべき“リスク”も存在します。
今回は「チケジャムでプロ野球チケットを買う前に知っておくべきポイント」を、利用者目線でまとめてみました。


1. 定価より高価に取引されることがある

チケジャムはチケットを個人間で売買できるプラットフォームのため、出品者が自由に価格設定を行います。
人気カード(例:阪神×巨人の甲子園、オールスター、CSなど)では、定価の2〜5倍以上の価格で出品されることも珍しくありません。

例えば、定価4,000円のチケットが12,000円で取引されていたりするケースもあります。

▶ ポイント:

  • 転売目的の価格高騰に注意
  • 相場を事前に調べて「本当に必要な金額か」を見極めよう

2. 購入時に手数料がかかる

チケジャムではチケット代金に加えて、システム利用料や決済手数料が別途加算されます。

  • システム利用料:5〜10%程度(出品価格に対して)
  • 決済手数料(クレカやコンビニ払いなど):数百円

そのため、「定価+手数料」で実質的な負担額が大きくなる可能性があります。


3. チケットが届かない・騙される可能性(詐欺被害)

チケジャムは比較的信頼性の高いプラットフォームですが、個人間取引である以上、トラブルのリスクはゼロではありません

  • 出品者と連絡がつかなくなった
  • 発送通知後にチケットが届かない
  • チケットのQRコードが偽造されていた(使用済みだった)

など、詐欺まがいの被害例もSNS上で報告されています。

▶ ポイント:

  • 「本人確認済」の出品者から購入する
  • 取引メッセージや出品者の評価を確認する
  • 受取確認をすぐにしない(届くまではステータスを保留)

4. 雨天中止時のキャンセル・返金ルールを必ず確認

プロ野球は雨天中止が起こるスポーツです。特に地方球場や屋外球場での試合では、その可能性が高くなります。

チケジャムでは中止になった場合、

  • 返金申請の手続きを自分で行う必要がある
  • 払い戻しは出品者がキャンセルに同意した場合に限る
  • 振替試合のチケットとして有効な場合、返金できないこともある

など、中止=自動返金ではないことが多いため注意が必要です。


5. チケットの名義問題(本人確認)に引っかかる可能性

一部の球団(特に読売ジャイアンツなど)や試合(クライマックスシリーズ、日本シリーズ)では、
「本人確認」が行われる場合があります。

チケジャムで購入したチケットが「別人の名義」で発行されたものであった場合、

  • 入場を断られる
  • 再購入が必要になる
    といったリスクも考えられます。

▶ ポイント:

  • 本人確認の可能性がある試合は購入前に公式情報を確認
  • 名義記載のあるチケットは避けたほうが安全

6. チケットの座席選択がしづらい(詳細非表示のことも)

チケジャムでは、出品者の情報が不十分なことも多く、

  • 座席のブロックはわかるが列・番は不明
  • 「内野A席」と書いてあるが、実際は端のブロックで視界が悪い
  • 譲渡型チケットでは当日まで詳細がわからない

といった、「想像と違う座席だった…」ということも。

できるだけ「座席詳細あり」「写真あり」などの出品を選ぶのがポイントです。


まとめ:リスクを理解した上で“最後の手段”として使おう

チケジャムは非常に便利で、どうしても観たい試合のチケットが手に入るチャンスがあります。

しかし、

  • 価格高騰
  • 手数料負担
  • トラブルの可能性
  • 中止時の返金対応
  • 本人確認で入場不可のリスク

など、いくつかの“地雷”が潜んでいるのも事実です。

✅ チケジャムを利用する際のチェックリスト:

  • 出品者の評価や本人確認の有無を確認
  • 手数料を含めた総額を確認
  • 試合の中止時対応を理解する
  • 座席情報が明確なものを選ぶ
  • 本人確認の有無を球団公式サイトで確認

これらの点を押さえた上で、あくまで「正規ルートで買えなかった時の補完手段」として活用するのが安心です。

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