【追悼】長嶋茂雄さん逝去──ロッテファンとして思うこと

野球

2025年6月3日、日本プロ野球界の象徴である長嶋茂雄さんが89歳で逝去されました。野球ファンとして、そして千葉ロッテマリーンズファンとして、このニュースを聞いたときの衝撃と寂しさは、言葉では言い表せません。

「ミスタープロ野球」として愛された長嶋さん。読売ジャイアンツ一筋で活躍され、華やかさ、気品、情熱、どれをとっても唯一無二の存在でした。私自身、球団は違えど、“野球を好きになったきっかけ”の一つとして、長嶋さんの名前を挙げる人は少なくないと思います。


■ 千葉出身のスターとして

長嶋茂雄さんは千葉県佐倉市出身。地元のレジェンドとして、小さい頃から名前を聞き続けてきました。子どもたちにとっては「千葉からこんなすごい人が出たんだ!」という誇りであり、スポーツを志す者にとっては「夢の体現者」でした。

私たちロッテファンにとっても、球団の垣根を超えて「千葉の宝」としての長嶋さんを敬愛していました。


■ ロッテファンと長嶋茂雄

長嶋さんはジャイアンツの監督、終身名誉監督としての印象が強い存在です。でも、ロッテファンとしても彼の影響は確かにありました。

たとえば、「野球の美しさ」を教えてくれたこと。「勝敗」や「選手起用」だけでは語れない、プレーそのものの美学、全身全霊のプレーに感動する心──それを初めて教えてくれたのは、テレビ越しの長嶋監督の姿だったかもしれません。

また、千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリン)を訪れた観客のなかには、「長嶋さんが千葉出身だからロッテを応援するようになった」という人もいます。それほどまでに、彼の存在は千葉と野球の距離を縮めたのです。


■ そして、これからの野球

長嶋茂雄さんは、野球そのものを“文化”として日本に根付かせた第一人者だと思っています。私たちが今、当たり前のようにナイター観戦に出かけ、球場グルメを楽しみ、ファン同士で語り合う——そうした日常の風景のなかに、彼の功績は静かに、でも確かに息づいています。

ZOZOマリンで応援歌を歌うたびに、チャンステーマで飛び跳ねるたびに、きっとどこかに「野球って、やっぱりいいな」と感じる心がある。それは、長嶋さんが築いてくれた「野球の時代」の上にあるものです。


■ 最後に:ありがとう、ミスター

球団は違っても、野球ファンとして、心から言いたいです。

長嶋茂雄さん、本当にありがとうございました。

これからも私たちは、あなたが愛したこのスポーツを応援し続けます。
そして、ZOZOマリンのスタンドから、子どもたちの「憧れ」がまた生まれるように、精一杯声援を送り続けます。

ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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